Sustainability
水
BASFは、世界で水資源の枯渇が深刻化していることから、持続可能な水の利用と世界的な天然水資源の保全に関心を寄せています。私たちはバリューチェーン全体や流域レベルで、責任ある水の利用に取り組んでいます。国連による持続可能な開発目標の水に関するテーマに貢献しており、水と公衆衛生に対する人間の権利を認めています。
持続可能な水管理
持続可能な水の利用は、BASFの企業目的である「We create chemistry for a sustainable future - 私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」に必要不可欠な要素であるとともに、当社の将来的な成功を支える重要な礎となるものです。
私たちは「2030年までに、水が不足している地域にあるすべての拠点やフェアブント拠点で持続可能な水管理を確立する」というグローバルな目標を掲げています。
CDPウォーター・ディスクロージャー
2010年より、私たちはCDPによる水の報告に参加しています。持続可能なな水管理に向けたCDPの評価の中で、BASFは最高ランクの「A」を獲得し、「リーダーシップ」のステータスを得ることができました。.
水の保全
私たちは生産プロセスに伴う水への排出を削減し、可能な限り廃水を再利用しています。また、水の保全に関するコンセプトも導入しています。これらのコンセプトは、リスクの観点から廃水を評価し、適切な水保全対策を策定するものです。
廃水処理に関しては、廃水処理プラント内の集中的な対策や、廃水処理プラントの前にある個々の廃水供給水路の選択的事前処理を行っています。汚染の種類や程度に応じて、生物学的プロセス、化学酸化、膜技術、沈殿法、吸着法などの適切な手法で処理しています。
グローバルなプロセス安全基準により漏洩を防ぎ、土壌や地下水を守っています。
Key Figures Comparison: Emissons to water (BASF Online Report 2020)
協力
水分野における地域および世界規模のパートナーシップに参加することで、知識が向上し、専門的な技術を他の人々と共有することができます。私たちは、持続可能な水の利用に向けて、水にまつわる共通課題への協力的な取り組みを推進する国際的組織であるアライアンス・フォー・ウォーター・スチュワードシップ(AWS)のメンバーです。南米では、Fundação Espaço ECOと共に、水分野をはじめとする持続可能な開発活動を推進しています。
プラスチック廃棄物に取り組むアライアンス
私たちはプラスチックが環境、特に水環境への流出を防ぐために、廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス(AEPW)、世界プラスチック協会、Operation Clean Sweep(OCS)といった国際的な取り組みに参加しています。