私たちの戦略

新たな企業戦略は、BASFのポートフォリオ管理に明確な焦点を定めています。今後は、ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション＆ケアからなるコア事業と、Environmental Catalyst and Metal Solutions、バッテリーマテリアルズ、コーティングス、アグロソリューションという特定の産業に貢献するスタンドアローン事業を区別していきます。私たちは、さまざまな価値創造手段を適用して、中核である化学品事業を強化し、収益性を高めて成長させ、またスタンドアローン事業の価値を引き出していきます。事業ポートフォリオの明確な役割に沿った資本配分の新しいアプローチは、資本支出とキャッシュ創出を改善します。中国、インド、ASEANにおけるコア事業の強化は、将来の成功に寄与するものです。

私たちは引き続き、気候変動目標や事業および製品ポートフォリオのグリーントランスフォーメーションに全力を注ぎます。今後は、顧客の需要が最も高まっている持続可能な特性を持つ製品にさらに注力していきます。BASFのフェアブント（統合生産拠点）が持つ独自の利点と機会を生かし、リサイクル原料やバイオベースの原料の割合を増やし、サステナブル・フューチャー・ソリューションとネットゼロへの取り組みを大規模に推進します。BASF全体と同様に、ルートヴィッヒスハーフェンにある最大の拠点も、グリーントランスフォーメーションにつながる変化と成長の勢いから恩恵を受けます。私たちの目標は、ルートヴィッヒスハーフェンを、欧州をリードする持続可能な化学拠点に変貌させ、BASFの成功のための強力な柱にすることです。