組織
BASFグループの組織
BASFグループは、6つの事業セグメントに分かれる11の事業本部によって構成されています。
- ケミカル:石油化学品、化学品中間体
- マテリアル:パフォーマンスマテリアルズ、モノマー
- インダストリアル・ソリューション:ディスパージョン&レジン、パフォーマンス・ケミカルズ
- サーフェステクノロジー:触媒、コーティングス
- ニュートリション&ケア:ケア・ケミカルズ、ニュートリション&ヘルス
- アグロソリューション:アグロソリューション
BASFは事業運営にあたり、マーケットごとに固有の要件や競争環境に応じて異なるアプローチを採用しています。事業セグメントの業績については高いレベルの透明性を確保し、事業を成功に導く上でフェアブント(統合生産拠点)とバリューチェーンが果たす重要性 を明確にしています。BASFの組織は、主に事業本部、サービスユニット、地域本部、コーポレートセンターで構成されています。BASFは、競合他社との事業の差別化を図り、高いパフォーマンスを発揮できる組織づくりを行っています。これにより、競争の激化する市場環境においても成功を収める企業としての体制を整えています。
BASFの事業本部は事業運営の責任を担っており、セクターや製品に応じて編成されています。また、計52のグローバルおよび地域ごとのビジネスユニットを管理し、75のストラテジック・ビジネス・ユニットの戦略を策定しています。
また、地域および国ごとの組織体制が、お客様の近くで現地事業の成長に貢献しています。財務報告上、欧州、北米、アジア太平洋、南米・アフリカ・中東の4つの地域統括本部を設けています。
イノベーション能力をさらに強化するために、BASFでは2022年にグローバルな研究活動を再編し、お客様のニーズにさらに密接に寄り添った体制となりました。川下分野にある研究を各事業本部に統合し、広範な関連性を持つ研究活動をひとつのリサーチユニット内にまとめました。このリサーチユニットは、欧州、北米、そしてアジア太平洋地域の研究センターに配置され、グローバルな活動を継続していきます。
「グローバル・エンジニアリング・サービス」「グローバル・デジタル・サービス」「グローバル購買」「欧州拠点&フェアブント・マネジメント」「グローバル・ビジネス・サービス(財務、人事、環境保護、健康・安全、知的財産、コミュニケーション、購買、サプライチェーン、社内コンサルティングサービス)」の5つのサービスユニットが各事業本部や各拠点に対して競争力の高いサービスを提供しています。グローバル・ビジネス・サービス部門では、プロセスのデジタル化を進め、サービスやリソースの集約化を推進しました。これにより、2023年から年間2億ユーロ以上のコスト削減を目指します。
「コーポレート・センター」は、BASFグループの運営を行う上で取締役会を支えます。これには、戦略、財務、法務、コンプライアンス・税務、環境保護、健康、安全、人事、コミュニケーション、IR、内部監査、ネットゼロアクセラレーターユニットといった各分野の中枢機能が含まれます。