February 13, 2024

BASFの革新的なHFOブローイングPIRシステム、断熱サンドイッチパネルのエネルギー効率を改善

  • 断熱サンドイッチパネルの不燃性と熱伝導性を向上

BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石田博基)は、BASFの革新的なポリイソシアヌレート(PIR)システムが、発泡剤としてハイドロフルオロオレフィン(HFO)を使用し、連続サンドイッチパネル用途に初めて採用されたことを発表します。 HFOは地球温暖化係数(GWP)が著しく低く、オゾン層破壊係数(ODP)がゼロであることが特徴です。熱伝導率の向上は、さらにエネルギー効率の高いPIRシステムとなり、CO2排出量の削減に貢献します。

この革新的なHFOブローイングPIRシステムにより、断熱サンドイッチパネルの不燃性と熱伝導性が向上し、日本の断熱材メーカーである、たつみ工業株式会社(本社:神奈川県、以下「たつみ工業」)をはじめとするさまざまなお客様が、日本の建築基準法で要求される厳しい燃焼性認定試験に合格した断熱サンドイッチパネルを製造するのに役立っています。

「BASFとの協力関係は、チームワークとビジョンを共有した力の証です。当社の最新鋭の生産ラインにより、HFOブローイングPIRシステムは、より環境にやさしく、不燃性の材料ソリューションに対する市場の需要に応えます。私たちの先駆的なソリューションが業界標準となり、日本市場で有利なポジションを獲得できることを期待しています」と、たつみ工業の代表取締役社長である岩根弘幸氏は話しています。

PIRシステムはまた、長期的な耐久性と機械的強度を提供します。

「たつみ工業とBASFのチームは緊密に協力し、この持続可能で革新的な断熱パネルの開発に成功しました。今後も、断熱パネル市場の可能性をさらに拡大し、再定義するために、たつみ工業とのコラボレーションを続けていきます。これには、大型冷凍冷蔵庫、超低温冷凍庫、食品工場、医療用冷凍冷蔵庫、一定温度を必要とするクリーンルーム、データセンター用冷却庫などの用途が含まれます」とBASFジャパンのパフォーマンスマテリアルズ事業部 事業部長であるハシビ・ディマトス・ゼイダムは述べています。

 

たつみ工業株式会社について

神奈川県川崎市に本社を構えるたつみ工業株式会社は、1962年の創業から業務用プレハブ冷蔵庫を製造する専業メーカーです。業務用冷蔵庫は食品を扱うのが一般的ですが、生花店やワインセラー、水族館の餌用冷蔵庫など様々な特注に対応しています。特にコンビニエンスストア向けウォークイン冷蔵庫では、東京神奈川千葉他首都圏のセブン-イレブンをほぼ100%カバーしています。他、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ニューデイズなど、大手コンビニストアチェーン店の冷蔵庫を含むと、約80%をカバーしています。

 

■日本のBASFについて

BASFは1888年より日本市場のパートナーとして事業活動を行っています。国内にも生産および研究開発拠点を構え、自動車、建設、医薬品・医療機器、電機・電子、包装材、パーソナルケア・ホームケア、農業・食品など、ほぼすべての産業に製品とソリューションを提供し、国内およびグローバル市場で活躍する日本のお客様の成功に貢献しています。2022年の日本での売上高は約26億ユーロ(約3,576億円)、年末の従業員数は923人です。日本のBASFに関する詳しい情報はhttps://www.basf.com/jp をご覧ください。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で110,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2022年のBASFの売上高は873億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。

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最終更新February 13, 2024