Trade News | August 1, 2019

BASF、お客様のアイデアをソリューションに変換するクリエーションセンターを開設

  • BASFのエキスパートがお客様とともに、インスピレーションからソリューションまでを実現
  • 素材サンプル、CAEを用いた設計・解析支援、素材やデザインに関するコンサルティングを提供するお客様とのコラボレーション拠点

BASF(本社 ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は8月1日、当社のエキスパートが、お客様とともにコンセプトやアイデアを創造的なソリューションへと変換するクリエーションセンターを、横浜イノベーションセンター(横浜市緑区)内に開設しました。

クリエーションセンターでは、BASFの素材サンプルや用途事例などを備え、お客様がBASFの素材を活用して、新製品やソリューション、既存製品の改良のアイデアを発見(Discover)、理解し(Understand)、そして、創造(Create)するためのリソースを提供します。お客様は、BASFのデザイナーとともに素材を手に取りながら吟味し、素材について学べるタブレットなどの対話型デジタルツールを使用したり、素材やアイデアを生み出すコンサルティングワークショップに参加したりすることができます。BASFのエキスパートは、デザイン開発から、CAEを利用した高度なシミュレーション、試作支援までを一貫して提供します。

BASFジャパンのパフォーマンスマテリアルズ事業部 執行役員 事業部長 山本 勇は次のように述べています。「私たちは、ひらめきが起きる環境で、お客様に、実際に素材を触り、探索することで、新しい可能性を発見していただきたいと考えています。自動車、家電、スポーツ用品、家具の分野をはじめ、日本はアジアのイノベーションの中心であると考えており、これらのお客様への開発支援をさらに推進してまいります。BASFは、デザインに関する市場の最新のニーズを満たし、デザイナー、エンジニア、開発者が、当社の材料ソリューションを活用して、新製品の開発ができるよう、この試作支援・検証能力を向上させたコラボレーション拠点で、お客様にさらに寄り添った価値の共創を目指します。」

また、BASFのアジア太平洋地域クリエーションセンター リーダーである、アレクサンドル・ドレイヤーは次のように述べています。「デザイナーは、製品の形状、表面、色、触り心地、エルゴノミクスを決めるだけでなく、製品開発の初期段階で使用する素材も決定します。クリエーションセンターでは、デザイナー、エンジニア、開発者がBASFの高性能材料の可能性を最大限に追求し、将来の製品を生み出すきっかけを提供します。」 

アジアでは、すでに5月に、インドでクリエーションセンターを開設しています。今回の日本での開設に続き、上海でも今月中に開設される予定です。

日本では2014年に、横浜イノベーションセンター内に素材とデザインに関する用途開発の促進やアイデアを提供するデザインファブリークを開設しており、同センター内の、シミュレーションツールであるCAEや材料試験の機能を持つエンジニアリングプラスチック・イノベーションセンター(EPIC)と連携してきました。今回、グローバルでのクリエーションセンター開設を機に、デザインファブリークの名称をクリエーションセンターに変更し、さらに連携を強化していきます。2019年10月には、EPIC内に新型成型機の導入を予定しており、現在の市場のニーズに合った、材料試験、試作支援 、検証能力を提供します。

 

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部について

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、材料のノウハウを一つに融合し、革新的でカスタマイズされたプラスチック関連製品とサービスを提供します。本事業部はトランスポーテーション、建築・建設、インダストリアルアプリケーション、消費財という4つの主要産業部門で世界的に事業を展開しており、強力な製品・サービスポートフォリオを備え、アプリケーション志向のシステムソリューションを深く理解しています。収益性と成長を促進させている主な要素は、お客様との緊密な連携と、明確なソリューション重視の姿勢です。研究開発の点でも高い能力を有しており、それが革新的な製品やアプリケーションを開発する基盤となっています。2018年、パフォーマンスマテリアルズ事業本部は、世界で76.5億ユーロの売上高を達成しました。詳細に関しては、 www.plastics.basf.com をご覧ください。

 

日本のBASFについて

BASFは1888年より日本市場のパートナーとして事業活動を行っています。国内では建設化学品事業部の製造センター16カ所を含む23の生産拠点の他、兵庫県尼崎市、神奈川県横浜市、神奈川県茅ケ崎市、千葉県山武市に研究開発拠点を設けています。2018年のBASFの日本での売上高は約18億ユーロ(約2,335億円)、従業員数は1,138人です。日本のBASFに関する詳しい情報はwww.basf.com/jp をご覧ください。

 

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

最終更新August 1, 2019