BASF、CO2削減目標達成への取り組みを加速
この資料は BASF本社(ドイツ)が 2021年11月24日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
- Dr. ラルス・キッサウ率いるCEO直属のプロジェクト組織「ネット・ゼロ・アクセラレーター」を新設
- 低CO2技術、循環型経済、再生可能エネルギー分野における全社的活動の運営
- 新たなプロジェクトを立ち上げ、排出削減を加速
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、2030年までにCO2排出量を2018年比で25%削減し、2050年までにクライメート・ニュートラルを達成するための、新たなプロジェクト組織「ネット・ゼロ・アクセラレーター」を立ち上げ、広範囲にわたる全社的活動を強化し、加速させます。この組織は、低CO2生産技術、循環型経済、再生可能エネルギーに関するプロジェクト推進のスピードを上げることに焦点を当てています。BASF 取締役会会長のDr. マーティン・ブルーダーミュラーは、「我々は野心的な目標を達成するため、この新しいプロジェクト組織により、BASF社内のより強力な体制の構築を推し進めています。このさらなるステップは、クライメートニュートラル(気候中立)な企業への変革推進の決意を示すものです」と述べています。
「ネット・ゼロ・アクセラレーター」ユニットは取締役会会長の直属となり、Dr. ラルス・キッサウがプレジデントとして指揮を執ります。キッサウのリーダーシップのもと、CO2削減目標を達成するための既存のプロジェクトをさらに推進させ、新規プロジェクトを今後各国で立ち上げます。これは、今後数年間でプロジェクトを実行段階に移すことを目標としています。BASFは、再生可能エネルギー、代替原料、CO2削減技術に関する専門知識を結集することで、プロジェクトの実施スピードを上げ、より早くスケーリング効果を達成し、気候保護に重要な貢献をしていきます。並行して、各事業部は、BASFの野心的なCO2削減目標を達成するために、事業部ごとのプロジェクトに引き続き取り組んでいきます。
新組織が管理する進行中の全社プロジェクトには、ChemCyclingTMのような循環型経済の分野における活動や、メタン熱分解のようなCO2フリーの技術が含まれます。
再生可能エネルギーも活動分野のひとつです。BASFはこの分野で様々なプロジェクトを開始し、ここ数ヶ月で特定の契約に署名しました。例えば、ヴァッテンフォール社(本社:スウェーデン ソルナ)との間で、総発電量1.5ギガワットのホランド・クスト・ズイド風力発電所の49.5%の株式を取得する契約や、オーステッド社(本社:デンマーク
フレゼリシア)がドイツ北海で計画しているボルクム・リフグラント3洋上風力発電所から186メガワットの発電容量を購入する25年間の電力供給契約などがあります。
ドイツのルートヴィッヒスハーフェンを拠点とする新しいプロジェクト組織は、2022年1月1日にスタートし、初期メンバーは約80名の従業員で構成されます。
BASFとサステナビリティに関する詳細は、以下のインターネットサイトでご覧いただけます。https://www.basf.com/jp/ja/who-we-are/sustainability.html
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で110,000 人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2020 年の BASF の売上高は590 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。
P-21-384