Joint Press Release
BASFとAspen Aerogels、戦略的提携を拡大
(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2019年4月3日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)
新たな不燃性断熱材を含め、供給契約を拡大
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)およびAspen Aerogels社は、4月3日、独占供給契約の追加合意書への署名による、戦略的パートナーシップの拡大を発表しました。追加合意書は、新しい不燃性の高性能な断熱材の生産とBASFへの供給について定めています。この新製品はSLENTEX®(スレンテックス)を補完するもので、主要なお客様を対象とした初期試験において優れたパフォーマンスを示しています。
現在販売されているSLENTEX®は、業界をリードする熱性能と不燃性耐火等級の独自の組み合わせにより、不燃性断熱技術の最先端を表しています。SLENTEX®は、ファサード・システム(外断熱)、サーマル・ブリッジ(熱橋)、トランジション・エリア(遷移区域)など、建築・建設業界でのユニークな用途向けにも開発されました。また、この新しい断熱材は、建設業界以外の幅広い用途にも使用されます。
本追加合意の一環として、Aspen社はBASFから2回目の前払いを受け、製品の最適化と新規プロセス開発を支援するためにこれが使用されます。BASFは新しく開発された製品の独占販売権を取得します。
「2016年にBASFとの共同開発契約を締結した際、革新的で非常に優れた製品を生み出すという共通のビジョンを共有していました。BASFとのパートナーシップは期待以上でした」 とAspen社の社長兼CEOであるドン・ヤング氏は述べています。「本追加合意書は、私たちの共同開発へのコミットメントと更なる前払いにより、当社の財政基盤を強化すると認識しています。」
「本製品の開発に成功することで、急成長する高機能断熱材料市場への優れたサービスが可能となります」とBASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部プレジデントのライマー・ヤーンは述べています。「この革新的な製品は、高性能断熱材市場における当社のポートフォリオを拡大し、SLENTEX®とともに、当社の製品をより競争力のあるものにします。本追加合意書により、新しいクラスの耐火性および超高効率エアロゲル断熱技術の世界規模での導入が加速されるでしょう。」
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。
Aspen Aerogels, Inc.について
Aspen Aerogelsはエアロゲル技術の世界的リーダーです。Aspen Aerogelsの使命は、顧客とパートナーが、資源効率とサステナビリティという世界的なメガトレンドを中心に、独自の戦略を立てられるようにすることです。Cryogel®およびPyrogel®製品は、世界最大規模のエネルギー・インフラ企業から高く評価されています。Spaceloft®製品は、安全で不燃性の耐火等級のオプションなど、業界トップのエネルギー効率をビル所有者に提供します。Aspen Aerogelsの戦略は、世界クラスの業界リーダーと提携して、同社のエアロゲル技術プラットフォームを他の市場で活用することです。本社はマサチューセッツ州ノースボロー。Aspen Aerogelsは、ロードアイランド州イーストプロビデンスの施設で製品を製造しています。詳細については、www.aerogel.comをご覧ください。