CHINAPLAS 2025: BASF、プラスチックジャーニー(#OurPlasticsJourney)による持続可能なイノベーションと共創で、ネットゼロの未来を推進
この資料はBASFが2025年4月14日に中国で発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
- BASF出展: CHINAPLAS 2025、深セン世界エキシビション&コンベンションセンター、ホール17 ブースD91
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)はCHINAPLAS 2025にて、プラスチックジャーニー(#OurPlasticsJourney)のMAKE-USE-RECYCLE(製造ー使用ーリサイクル)の各段階でサステナビリティ、サーキュラリティ、性能を向上させる持続可能なイノベーションと共創を発表し、お客様のグリーントランスフォーメーションを実現するというコミットメントを改めて表明しました。
BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部アジア太平洋地域のシニア・バイスプレジデントであるアンディ・ポスルスウェイトは、次のように述べています。「サステナビリティが業界において重要な位置を占めるなか、私たちはお客様がサステナビリティ目標を達成し、コスト効率よくグリーントランスフォーメーションを実現するためのイノベーション、共創そしてプロジェクトに注力してきました。CHINAPLAS 2025において市場の需要に応えるだけでなく、プラスチック産業での可能性に挑戦するソリューションをご紹介できることを大変うれしく思います。CHINAPLAS 2025は、業界のリーダーたちとの対話を深め、持続可能な取り組みへの転換を加速させるチャンスです。私たちは、ネットゼロの未来を支えるソリューションを共創し、グローバルなサーキュラーエコノミーにおけるアジアの役割を強化するために、パートナーの皆様とのつながりを深めていきます。」
CHINAPLAS 2025のBASFブースでは、以下の展示を含め、プラスチック産業における製品バリューチェーン別の具体的な材料ソリューションが、より持続可能な未来のためにどのように製造、使用、リサイクルされているかをご覧いただけます。
- 世界初のバイオマスバランス・アプローチによるポリエーテルスルホン(PESU) https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/global/2025/3/p-25-034
- 高流量のUltrason® D 1010 G6 U40 https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/global/2025/4/p-25-064
- Ultramid® Advanced T1000のポートフォリオを拡充
https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/global/2025/3/p-25-049 - WAL Low Carbon Technology(ワル・ロー・カーボン・テクノロジー、本社:中国 安徽省)とBASFは共同で、商用車用エアタンクにBASFの高性能材料ソリューションUltramid®ポリアミドを使用した革新的な製品を開発しました。このソリューションは、アルミニウム製と比較して10~20%、スチール製と比較して50%以上の軽量化を実現します。エアタンクを製造する際は、一体の射出成形工程で済むため、エネルギー効率も向上します。そのため、金属製では通常必要とされる二次的な溶接作業が不要になります。
- 「Loop」 - 再生原料を使用した市場への供給が可能な一連のポリウレタンソリューションが、フットウエア産業、自動車産業、合成皮革産業向けに開発されました。これには、BASFのリサイクル可能なPUシステムを使用するとこから始まります。新たな始まりを生み出すうえで大切な資源となる廃棄物を、専用の施設で分別・破砕します。その際に、特許取得済みのPUリサイクル技術によって高度な最先端の液化技術を組み合わせることで、ポリウレタン製品を業界基準に適合した、優れた商業的実現性を備えた高品質のリサイクル材料へと再生します。再生された原料は最終的に、新しいPUソリューションの製造に使用され、ポリウレタンの「ループ」が完成します。
BASFとCircular Tree(サーキュラー・ツリー、本社:ドイツ ベルリン)が共同開発したPACIFICアプリは、BASF製品の製品カーボンフットプリント(PCF)データを交換するためのソリューションです。このアプリは、BASFが業界をリードするツールであり、プラスチックジャーニー(#OurPlasticsJourney)をサポートする様子についての実演デモンストレーションも会場でご用意しています。
PACIFICアプリは、Catena-X規格に準拠したPCF値を交換するための、非常に使いやすく、技術的にも強力なツールです。
BASFはCHINAPLAS 2025にて、Plastics Recycling & Circular Economy Conference、6つのテックトーク、SportsTech Chic & Green Conferenceなどの同時開催イベントにも参加します。
- 4月14日開催 Plastics Recycling & Circular Economy Conference: サーキュラリティに向けたBASFのソリューションを紹介します。
- 主催者テックトーク: Green Low-Carbon Solutionsセッションでは、BASFがポリウレタンのLoopソリューションについて解説します。Automotiveセッションでは、e-モビリティのイノベーションに向けたBASFの高性能材料ソリューションや軽量シャーシ用ソリューションを紹介します。New Materialsセッションでは、新たに発表するUltraform® POM N2800Zシリーズと、自動車用途のサステナブルな材料を紹介します。
- 4月15日~17日、ホール20開催 SportsTech Chic & Green: 軽量で耐久性に優れた高性能スポーツ用品、スポーツウェア用機能性生地、サステナブルなアスレジャー用品やスポーツ用品、パーソナライズされた革新的なスポーツ用品を紹介します。
CHINAPLAS 2025におけるBASFのプレス写真と最新情報は、こちらでご確認ください。
https://plastics-rubber.basf.com/global/en/performance_polymers/news-events/Events-Overview/2025/chinaplas-2025
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は https://www.basf.com/global/en.html をご覧ください。