アグロソリューション事業部

Kento

アグロソリューション事業部
Assistant Manager, Operation Excellence

2023年入社

 

わたしの仕事

 

Salesforceを基盤とした社内のデジタル化を通して、業務プロセスの効率化に取り組んでいます。

以前は顧客に関わる活動に関しては、社内の全国各営業所で管理するExcelなどをもとに

過去の活動記録を保管していたことで、営業所間での情報共有や社内異動が生じた際の引継ぎでは、

各営業所それぞれの運用方法に頼ってきました。

 

そこで、現場の方々が残してきた貴重な情報をひとつの場所に集めるだけでなく、

誰もが簡単に営業活動の記録を引き出せる環境を作ることで、

振り返りや部署間でのコミュニケーションををよりよくするために、

Salesforceの設計・開発・運用の一連の工程を担当しております。

 

現場の営業担当者の声を聞きながら活用のあり姿を設計して、

ドイツ本社やシンガポールのアジア支社との折衝を通して機能の開発や実装をし、

最後に現場の皆様が実際に活用できるように運用に落とし込んでおります。

システムの導入をするだけではなくて、営業の現場の活動を理解したうえで、

本社に開発要件を交渉することは困難ではありますが、日々奮闘しております。

 

やりがい

 

ひとつは、農業とデジタルのふたつの領域を日々の業務から学べることです。

SalesforceといったCRM(顧客関係管理ツール)を社内に導入する際、営業の担当者がどういった判断基準で商談先の選定をして、

締結までに至るのかといった営業活動全体のプロセスを把握する必要があります。

 

さらに、AP事業部は農薬だけでなく、xarvioといった衛星画像をAI解析し、栽培管理の支援ツールも提供しておりますので、

農業に関する全般的な理解も求められます。

SaaS型のCRM設計・開発と同時に、現場の活動と農業に対する理解を深めることは簡単ではないですが、

好奇心を持って背景を紐解いていくことは自分の成長にも繋がると考えてます。

 

また、道半ばではありますが、Salesforceの設計を通じて提案した業務プロセスを現場の担当者まで普及させることができることにもやりがいを感じます。

チャレンジ

 

ドイツ本社やシンガポール支社のデジタル開発部署、外部委託のエンジニアや、国内の営業、

マーケティング、カスタマーサービスなど関係部署は様々ですが、

誰に・どういった背景で協力を求めたく、

具体的に何をしていただきたいかを案件や状況に応じて整理したうえで、

連携を取ることは難しいことと感じます。

 

例えば、日本の営業活動のプロセスを考慮してSalesforceの機能を実装したくても、

本社開発部署やエンジニアのリソースの関係でスケジュールが後ろ倒しになったり、

交渉が難航することもあります。

その際、どうしても機能の実装が焦点になりがちですが、

実現したい姿や目的を明確に描いて共有することと、

状況に応じて手段を代替できる柔軟な対応を意識しております。

今後の目標

 

まずは、新規で担当している受発注システムを刷新する案件の着地と

安定的な運用体制を構築できるようにしたいと考えています。

これにより、クラウドを通じて受発注機能だけでなく

BASFからの製品、ニュース、分析データの情報発信もすることで、

お客様との接点の強化をデジタル化によって実現したいです。

 

さらに、AP事業部の戦略の一環として、生産者との繋がりも広げており、

その手段として農薬xarvioを組み合わせた営業活動がされていますので、

最前線でどのような課題やニーズがあるのかを自分の目でも確かめるために、

農業の現場に足を運べたらと考えています。

 

最後に、自分のスキルや経験の幅を広げたいと考えています。

先ほどの受発注システム刷新の案件を通してSalesforceだけでなく

SAPなどの基幹システムにも関わることが増え、農薬を販売するまでのモノの流れにも興味が出てきました。

現在の業務から得たプロジェクトマネジメントやデータ構築、可視化の経験を活かしてサプライチェーンの領域にもチャレンジしたいと考えています。

アグロソリューション事業部
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