BASFジャパン、果樹用殺菌剤「セルカディス®Dフロアブル」を上市
- SDHI剤の「ゼミウム®」と多作用点殺菌剤「ジチアノン」の新規混合剤
- 作用の異なる2成分の混合剤のため耐性菌管理に有効
BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、以下「BASF」)は、果樹用殺菌剤セルカディス®Dフロアブルを2月1日に上市しました。りんご、なし、もも、ネクタリンなど、果樹に発生する主要病害の防除に効果を発揮します。セルカディス®DフロアブルはBASFと日本曹達株式会社(本社:東京都千代田区)が共同開発し、両社が販売します。
セルカディス®DフロアブルはSDHI剤のゼミウム®と多作用点殺菌剤ジチアノンの混合剤です。製品の特長は以下の通りです。
· 作用の異なる2成分の混合剤のため耐性菌管理に有効
· 既存薬剤の耐性菌にも効果を発揮
· 様々な病害に対して優れた予防効果と治療的効果
· 高い移行性と長い残効性
ゼミウム®は幅広い病害を防除する効果に加え、浸達移行性に優れているので、成分が葉の表面から内部に移行し、植物内部にいきわたります。また、そのユニークな特性によりゼミウム®は植物表面に吸着するため、長期間病害を防除することが期待できます。ジチアノンの安定した予防効果も併せ持つセルカディス®Dフロアブルは、果樹生産者にとって主要病害防除の新たな選択肢となります。
「特定の薬剤を使い続けることは耐性菌の発生につながり、結果的に作物の収量に甚大な影響をもたらしかねません。BASFは様々な病害防除の選択肢を提供することで、生産者が大切な作物を病害から保護することを支援します」とBASFジャパンのアグロソリューション事業部マーケティング部ディビジョンヘッド野田信介は述べています。
■BASFの アグロソリューション事業本部について
世界の人口が急速に増加するなか、持続可能な農業と健康的な環境を作り出して維持するBASFの役割はますます大きくなっています。BASFのアグロソリューション事業本部は、生産者や農業従事者、害虫駆除業者などの皆様と共にこの状況に対応しています。そのため、BASFは強力な研究開発パイプラインや、種子、形質、化学・生物農薬、土壌管理、プラントヘルス、害虫防除、デジタル農業などを含む、幅広いポートフォリオに投資を行っています。研究室や現場、事務所、生産施設に専門家チームを配し、生産者や社会、そして地球のために、革新的な考え方と堅実な行動を組み合わせ、実際に役立つ現実的なアイデアを生み出しています。2019年、BASFのアグロソリューション事業本部の売上高は78億ユーロでした。アグロソリューション事業本部についての詳細はwww.agriculture.basf.com/jp または各種ソーシャルメディアをご参照ください。
■日本のBASFについて
BASFは1888年より日本市場のパートナーとして事業活動を行っています。国内にも生産および研究開発拠点を構え、自動車、建設、医薬品・医療機器、電機・電子、包装材、パーソナルケア・ホームケア、農業・食品など、ほぼすべての産業に製品とソリューションを提供し、国内およびグローバル市場で活躍する日本のお客様の成功に貢献しています。2019年の日本での売上高は約18億ユーロ(約2,194億円)、年末の従業員数は1,102人です。日本のBASFに関する詳しい情報はwww.basf.com/jpをご覧ください。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で117,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2019年のBASFの売上高は590億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、http://www.basf.comをご覧ください。