BASFの混和剤イノベーション、普通コンクリートに新たなベンチマークを 打ち立てる「マスターレオシュア」
- 安定したワーカビリティー、優れたレオロジー特性を長時間保持する混和剤、コンクリート製造業者のサービス領域を拡大し、廃棄物を低減
- 従来のコンクリート混和剤と比較し、レオロジー保持性能が2~3倍向上
BASFジャパン株式会社(本社:東京都港区、社長:石田博基)は、本日、普通コンクリートに優れたレオロジーとスランプ保持性能を付与するAE減水剤、マスターレオシュアを上市します。コンクリート製造業者の方々にとって、この新しいコンクリート混和剤により、生コンの運搬に長時間を要する厳しい状況(環境)下においても対応ができるようになります。
BASFジャパン建設化学品事業部、執行役員の池田尚浩は、次のように述べています。「マスターレオシュアは、コンクリート混和剤のイノベーションにおいて大きな節目をもたらします。マスターレオシュアは、従来のコンクリート混和剤と比較して保持性能を3倍向上させる事ができ、コンクリートのワーカビリティーにおいて、まさに、新たなベンチマークとなる混和剤と言えるでしょう。この新しい混和剤により、コンクリートのコンシステンシーが向上するため、生コン製造業者の方々は、安定した管理下で、長時間の運搬に対応できるようになります。その結果、現場での品質管理によるコンクリートの受け入れ拒否を最小限に抑え、コンクリートの廃棄や無駄となってきたコストを低減します。」
マスターレオシュアは、普通コンクリート向けに一貫したスランプ保持およびレオロジー保持を付与することに着目して開発されたコンクリート混和剤で、生コン製造業者の方々は、従来のコンクリートのワーカビリティーやレオロジー特性を、90分以上にわたり確保できるようになりました。これは今までの業界基準をはるかに上回ります。生コンクリートの打設を、さらに容易かつ柔軟に行えるようになり、暑い中でも、運搬条件や現場へのアクセスが困難な場合でも、ユーザーの方々のワーカビリティーに対する期待に応えます。
「イノベーションは、当社の成功における最も大切な要素です。建設化学品業界のリーダーとして、私たちは研究開発力を生かし、お客様の課題に対応すべく貢献してまいります」と池田は述べています。
BASFの建設化学品事業部について
BASF の建設化学品事業部門は、構造物の新設、メンテナンス、補修、改修における先進的で化学的なソリューションを提供します。包括的な製品ポートフォリオは、コンクリート混和剤、セメント添加剤、地下建設用ソリューション、防水システム、シーリング剤、コンクリート補修保護システム、高性能グラウト材、高性能床材、固定システム、膨張収縮目地システム、防腐剤などで構成されています。全世界における建設化学品事業部の従業員は約6,500人で、建設分野の専門家により世界規模の技術支援体制でお客様をサポートしています。コンセプト作りからプロジェクト竣工までお客様の課題解決のため、BASFは、専門知識や現地のノウハウを組み合わせて、世界における多数の建設プロジェクトで培った経験を生かします。また、技術だけでなく、現地の建築ニーズの深い知識を活用することで、お客様のさらなる成功をサポートするイノベーションを開発し、持続可能な建設業界を牽引します。建設化学品事業部門は、世界で60カ国以上に製造及び販売拠点を構え、2017年の売上は約24億ユーロです。
日本のBASFについて
BASFは1888年より日本市場のパートナーとして事業活動を行っています。事業分野は、化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品の4分野です。国内では建設化学品事業部の製造センター16カ所を含む24の生産拠点の他、兵庫県尼崎市、神奈川県横浜市、神奈川県茅ケ崎市、千葉県山武市に研究開発拠点を設けています。2017年のBASFの日本での売上高は約17億ユーロ(約2,100億円)、従業員数は1,087人です。日本のBASFに関する詳しい情報は www.basf.com/jp をご覧ください。
BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く、世界をリードする化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で115,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの事業部門から成ります。2017年のBASFの売上高は約645億ユーロでした。BASFは、フランクフルト(BAS)、ロンドン(BFA)およびチューリッヒ(BAS)の証券取引所に上場しています。BASFの詳しい情報は、www.basf.com をご覧ください。