Trade News | November 20, 2019

BASF 3D Printing Solutions、「Formnext 2019」にて、 新ブランド名「Forward AM」のもと、産業向け付加製造ソリューションを発表

(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2019年11月12日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)

 

  • 新ブランド名「Forward AM(フォーワード エーエム)」
  • 付加製造(AM)技術向けの革新的なポートフォリオおよびサービスを表現
  • 優れた拡張性を備えたアプリケーションおよびパートナーシップ
  • 3Dプリントによるフットウェアを発表

BASFのグループ会社であるBASF 3D Printing Solutions社 (BASFスリーディープリンティングソリューションズ、本社:ドイツ ハイデルベルク、以下B3DPS)は、11月19日~22日にドイツ フランクフルトで開催される付加製造技術関連の展示会「Formnext 2019(フォームネクスト)」にて、新たなコーポレートブランド「Forward AM」のもと、拡大した製品群を展示します。B3DPSは、新ブランドを導入し、付加製造の次のステップとして産業の適応範囲の拡大という目標を引き続き追求していきます。ロゴ内の「Forward」という文字は、未来志向の最先端素材・技術を、また「AM」は付加製造(Additive Manufacturing)を表します。また、矢印および「Innovating Additive Manufacturing」(革新的な付加製造)という文字は、この魅力的な産業に対する同社のダイナミックなアプローチを表現しています。

サービス提供の拡大による幅広い製品ポートフォリオ

B3DPS は、Forward AMブランドのもと、初期の製品アイデアから連続生産に至るまで、バリューチェーン全体にわたり、エンド・ツー・エンドの材料およびサービス・ソリューションを提供しています。Forward AMは、粉末床溶融結合 (Powder bed fusion)、高度なプラスチックおよび金属フィラメント、最新のフォトポリマーなど、今日の3Dプリント産業市場で最も広範な材料ポートフォリオを有しています。

Formnextでは、来場者に同社の包括的な付加製造サービスのポートフォリオを紹介します。これには、最初のデザインコンセプト(Design for AM)から、造形および仕上げを含むシミュレーション(Ultrasim®)、スキャンおよびテストに至るまで、バーチャルエンジニアリングサービスの全域が含まれます。

さらに、2020年第1四半期からは、B3DPSポートフォリオに高度なフレキシブルコーティングが加わります。このコーティングはJet Fusion 3Dプリンター用にHP 社と共同で開発されたUltrasint® TPU 01(ウルトラシント)のように、柔軟性のある素材に特に適しています。この新しいコーティングは特殊な用途で使用でき、Forward AM ブランドのもと、黒、白、メタリックシルバー、透明色を提供しています。

またForward AMは、Ultrafuse TPU 95A(ウルトラフューズ)、Ultrafuse ABS ESD、およびUltrafuse PEI 9085のテストマーケティングを皮切りに、同社のUltrafuseフィラメントのポートフォリオを大幅に拡大する予定です。2020年1月からサンプルの提供を始め、2020年第1四半期末からは、より多く提供します。さらにブースを訪れる来場者向けに、新しいセラミックフィラメントを披露する予定です。

多様なアプリケーションと優れたパートナーシップ・プロジェクト

今年のFormnextでも、Forward AMの主要なアプリケーション例や、幅広い産業のお客様による最新の部品事例を展示します。例えば、直径約1m、高さ約2mの大判3Dプリントのファサードや、リサイクルフィラメントであるUltrafuse rPETを3Dプリントしたフルサイズのサーフボードなども含まれます。

ダイムラー社と共同で開発されたエンジンブラケットは、自動車業界をはじめとする 多くの人々の関心を集めています。素材として使用されているポリアミドシリーズのUltrasint® PA6 MFは、極端な剛性とロバスト性、およびFarsoon社の高温プリンター使用時の優れた造形適性により、多くの製造業に対して魅力的なソリューションを提供しています。展示会では、Forward AMのエキスパートが、こうした3Dプリントの可能性や付加価値について説明します。その他、Origin社と共同で詳細な生産経済分析を行ったUltracur3D(ウルトラキュア)を使用したカメラハウジングなど、明確な事例を通して工業用付加製造の経済的メリットを知る機会を提供します。

進化する3Dプリントフットウェア

フットウェア業界では、製作に3Dプリント技術がますます好まれるようになってきており、Forward AMチームは、パートナーとともにこの分野に集中的に取り組んでいます。その成果もFormnext 2019にて紹介します。

 

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

BASF 3D Printing Solutions presents an innovative industrial Additive Manufacturing product and service portfolio with a new brand name at Formnext 2019 in Frankfurt.
新ブランド「Forward AM」のロゴ。付加製造(AM)技術向けの革新的なポートフォリオおよびサービスを表現。
プレビューJPG (183.48 KB)
最終更新November 20, 2019