2022年11月24日

BASF、パフォーマンスマテリアルズ事業本部 アジア太平洋地域において複数のサステナビリティ認証を取得

この資料は、BASF本社(ドイツ)が2022年10月31日にシンガポールで発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

 

  • マレーシア・パシルグダンのエンジニアリングプラスチックのコンパウンド工場がISCC+ とREDcert2認証を取得
  • 中国・浦東のTPU生産拠点がGRS認証とRCS認証を取得
  • お客様のサステナビリティ目標達成をサポートする強力なポジションを確立

 

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のパフォーマンスマテリアルズ事業本部 アジア太平洋地域は、お客様のサステナビリティ目標達成のサポートを目的とした継続的な取り組みの一環として、パシルグダン(マレーシア・ジョホール州)と浦東(中国・上海市)の生産拠点で多数のマスバランス認証を取得しました。パシルグダンにあるBASFのエンジニアリングプラスチックのコンパウンド工場は、ISCC+認証(国際持続性カーボン認証)とREDcert2認証を取得しました。中国の浦東にある熱可塑性ポリウレタン(TPU)生産拠点も、GRS認証(グローバル・リサイクルド・スタンダード)とRCS認証(リサイクルド・クレーム・スタンダード)を取得しています。

BASFパフォーマンスマテリアル事業本部 アジア太平洋地域のシニア・バイス・プレジデントであるアンディ・ポスルスウェイトは次のように述べています。「これらの認証取得によって、BASFが持続可能な化学、イノベーション、ベストプラクティスを推進する業界のリーダーであることが証明されました。今回の認証取得によって、私たちはお客様のサステナビリティ目標達成をサポートする際の強力なポジションを確立することができるのです。」

これらのマスバランス認証によって、BASFは以前と変わらない製品性能を保持しながら、お客様に認証済みの低炭素のエンジニアリングプラスチックを提供することができます。またGRS認証、RCS認証は熱可塑性ポリウレタンの製造に使用されるリサイクル材料の量を検証するものであり、リサイクル材料の使用によって化石由来原料の消費量を削減することができます。

ISCC+認証は国際的に認められたマスバランス方式の認証制度です。この規格はバリューチェーンのすべての段階をカバーしており、世界中で使用されています。また、ISCC+認証には追加の認証オプションが含まれており、あらゆる種類の農林産業原料、食品、化学・技術物質、バイオベース製品など、バイオマスの実用化が可能な分野をカバーしています。一方REDcert2認証は、バイオマスの持続可能な使用のための認証システムです。REDcert²規格に基づくマスバランスによって、再生可能資源を販売製品に正しく割り当てられていることが保証されます。GRS認証とRCS認証は、ともに持続可能な開発に積極的に貢献しています。この2つの認証は、リサイクルされた材料を確認するだけでなく、原料の投入から最終製品に至るまで材料を追跡して、生産を通じて責任ある社会的・環境的慣行や化学物質の使用を保証するものです。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

■BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部について

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、材料のノウハウを一つに融合し、革新的でカスタマイズされたプラスチック関連製品とサービスを提供します。本事業部はトランスポーテーション、建築・建設、インダストリアルアプリケーション、消費財という4つの主要産業部門で世界的に事業を展開しており、強力な製品・サービスポートフォリオを備え、アプリケーション志向のシステムソリューションを深く理解しています。収益性と成長を促進させている主な要素は、お客様との緊密な連携と、明確なソリューション重視の姿勢です。研究開発の点でも高い能力を有しており、それが革新的な製品やアプリケーションを開発する基盤となっています。2021年、パフォーマンスマテリアルズ事業本部は、世界で72.9億ユーロの売上高を達成しました。詳細に関しては、www.plastics.basf.com をご覧ください。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約110,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2021年のBASFの売上高は786億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。

 

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パシルグダンにあるBASFのエンジニアリングプラスチックのコンパウンド工場は、ISCC+ 認証(国際持続性カーボン認証)とREDcert2 認証を取得しました
Last Update 2022年11月24日